看護師さんの履歴書マニュアル~証明写真編~

転職、面接

転職の際、必ずと言っていいほど履歴書を作る方が多いと思います。

履歴書は面接前に郵送する場合もあるため、ご自身の分身とも言えます。

(参考:『転職するなら知っておきたい看護師さんの履歴書マニュアル』)

面接時に提出すれば第一印象は履歴書で決まることはありませんが、事前に郵送で提出する場合は履歴書であなたの印象が決められます。

履歴書は、文字の丁寧さ、大きさ、文章量など様々な観点からチェックされますが、履歴書に張り付けられている写真は印象を形づけるのに重要な役割を担っていることは言うまでもありません。

自動の証明写真撮影機は駅周辺や街角など多く見受けられますが、そのような場所で撮影する場合と写真館で撮影する場合とでは、履歴書の雰囲気が大きく異なります。

今回は、看護師さんが履歴書を作成する際に参考にしたい、証明写真の撮影方法についてご紹介します。

目次

証明写真の撮影場所

履歴書、写真

先ほどもご紹介したように、証明写真にはスピード写真機で撮影する方法と写真館で撮影する方法があります。

どちらが正解とは言えませんが、両者にメリットとデメリットがあるので確認してみましょう。

スピード写真機で履歴書の証明写真を撮影するメリット

スピード写真機は何といっても撮影時間が短く、10分足らずで写真を入手できる点です。

また、写真館であれば営業時間が決まっていますが、スピード写真機は24時間営業しています。写真を貼り付けた履歴書を失敗してしまったときでも、スピード写真機でならすぐ撮り直しができますね。

そして、価格も写真館で撮影するよりもはるかに安いこともメリットです。

スピード写真機で履歴書の証明写真を撮影するデメリット

スピード写真機は価格が安く、いつでも撮影できることがメリットです。

撮影が手軽な分、写真の質は期待できません。最近、スピード写真機も「美白モード」などの質を向上させる機能が出てきましたが、それでも写真館の質には及びません

夜、仕事終わりでへとへとな状態で撮影すると見栄えが悪くなるかもしれません。

時間とお金に余裕がある方は写真館で撮影することをおすすめします。

写真館で履歴書の証明写真を撮影するメリット

写真館で履歴書を撮影するメリットは、質感の高さ、修正対応など、クオリティの高い証明写真が撮影できることです。

プロのカメラマンが撮影してくれるため、女性ならシワやシミ、ほくろなど気になる箇所を修正することができます。

細かな修正を行うことで明るく、華やかな印象に仕上がるため、履歴書全体の雰囲気も良くなるはずです。

写真館で履歴書の証明写真を撮影するデメリット

写真館で履歴書の証明写真を撮影するデメリットは1回撮影するごとの価格が高いことです。

また、スピード写真機は価格が一律ですが、写真館は店舗によってピンからキリまであります。

ホームページなどで事前に確認する必要があるため注意しましょう。

「就職活動の証明写真として撮影すると内定が決まりやすくなる!」と噂されている人気店では、新卒採用の時期と重なるとなかなか予約が取れないことがあります。

時間とお金に余裕のある方は写真館で証明写真を撮影することをおすすめします。

証明写真を撮影する前の準備

メイク、女性

履歴書の証明写真を撮影する際は、服装、メイク、髪型などの身だしなみに気を付けましょう。

撮影時の服装

服装はスーツが好ましいです。撮影は上半身のみなので、女性はジャケットやブラウスだけで構いません。

看護師さんは清潔感が求められます。スーツやブラウスなどにシワやシミがないか事前にチェックしましょう。

男性の場合はネクタイが曲がらないよう注意してください。

撮影時のメイク

メイクはナチュラルメイクが好ましいです。

ノーメイクも顔の覇気がなくなり印象が良くありませんが、色が濃いアイシャドウや口紅、派手なつけまつげやまつげエクステはマイナスイメージを抱かれかねません。

特に夏場気を付けたいことが、脂で顔のテカリが目立つことです。脂取り紙を常備しておくことをおすすめします。

撮影時の髪型

髪型は、顔や頬に髪の毛がかからないようにまとめましょう。前髪や後ろ髪の長い方、毛量の多い方は、耳にかける、後ろで束ねるなど工夫しましょう。

髪色が明るすぎる場合は、髪色を黒やこげ茶など落ち着いた色に戻します。寝ぐせなども必ず直してから撮影を行ってください。

撮影時のアクセサリー

ピアスやネックレスなどは外します。

証明写真は上半身のみなので指輪はつけていて結構ですが、面接時は外しましょう。

証明写真撮影時の注意点

注意、ストップ

証明写真撮影時は、写真のサイズ、姿勢、表情、背景に気を付けましょう。

サイズ選択

サイズは履歴書既定のサイズ「縦4センチ×横3センチ」に合わせましょう。

証明写真にはパスポートや運転免許証など複数種類あります。必ず履歴書サイズで撮影しましょう。

顔の角度・姿勢

顔は、顎を引き気味にして真っ直ぐ正面を見るのが基本です。

顎を上げすぎると見下しているように見え、引きすぎると上目遣いになってしまうため注意しましょう。

首も、左右どちらかに傾いていないか注意してください。

椅子に座る場合は深く腰掛けて胸を張って背筋を伸ばします。証明写真では肩あたりまでしか写りませんが、猫背かどうかは肩から上だけでもわかるため気を抜かないよう注意しましょう。

表情

歯を見せないよう口角を上げて撮影しましょう。

少し微笑んだような柔らかい表情を作ります。履歴書だからと言って無表情で撮影する必要はありません。

無表情で撮影すると暗い印象を与えるため注意しましょう。

看護師さんは患者さんと接することが多いため、第一印象から温かく親しみやすい雰囲気の方が好まれます。

証明写真だけでも雰囲気の良さが伝わるような表情で撮影しましょう。

まとめ

髪型、看護師、転職

看護師さんの転職で欠かせない履歴書。そして、履歴書の印象をよくするのは証明写真と言っても過言ではありません。

証明写真はスピード写真機と写真館のいずれかで撮影するのが主流です。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、撮影場所を決めましょう。

いずれの場合も、服装やメイク、髪型などには気を遣いましょう。明るく親しみやすい印象を持たれれば、履歴書全体の印象もグッと上がるはずです。