看護師の経験は病院以外の様々な職場で活かせます。
それだったら自分に合った職場を選びたいと思いますよね。
でも、転職したからと言って必ずしも自分の理想の職場で働けるなんて限らなくて、実は看護師さんで転職に失敗している人はたくさんいます。
だって、看護師ってたくさん求人がある分、ブラック病院が紛れていてもおかしくないじゃないですか。
何となくで転職活動をしていれば、いい病院は見つからないと思いますよ。結局すぐ辞めて転職を繰り返す・・・
私も一度転職に失敗したことがあるんです。だから、皆さんに同じ失敗をしてほしくないって思って。
今回は私の過去の経験から、失敗しない転職先を選ぶポイントをご紹介できればと思います。
看護師さんのプロフィール | |
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氏名 | 大崎麗奈(仮名) |
年齢 | 20代後半 |
勤務先 | 専門病院 |
転職先 | 総合病院 |
転職前の年収 | 300万円 |
転職後の年収 | 450万円 |
目次
失敗する転職活動にはパターンがあった
看護師は就職に強いと言われていますよね。資格を活かせる職場や分野がたくさんあるからなんです。
これまで看護学生は自分が学んだ看護学校の系列の大学病院や総合病院にエスカレーター式に就職してキャリアをスタートさせることが多かったんです。
でも最近になって就職先選びにも変化が出てきています。
看護学生も普通の学生みたいに就職先の情報を集めて、説明会に参加したり、短期間実際に働くインターンシップに参加することが多くなっているみたいです。
なので、就職活動と国家試験の準備期間が重なることが多いみたいで、両立が大変なのでは?と思う方も多いかもしれませんね。
でも、その期間に将来を見据えることは入職してからのこんなはずじゃなかったとのミスマッチを防ぐことができるんです。
それが失敗しない転職活動のポイントの1つ目です。
転職時は3つの病院を比較してみる
最近の看護学生の就職活動の傾向から、転職先の候補は多ければ多いほどいい。
でも、多ければ良いってものじゃないですよ。
比較する病院は3つに絞るべきです。比較するポイントは次の通りです。
- 病院の理念
- 病院の働き方
- 病院の雰囲気
- 先輩看護師
これはホームページやパンフレットだけでわかるものではありません。文字で書かれていることは、絶対的に綺麗なわけですし、あえて自分たちの弱みを吐露するようなことはしません。
実際に病院訪問して、施設を見学したり、担当者に案内してもらいましょう。
失敗しないためには複数の科がある病院を選ぶ
新人看護師さんが特に重視しているのが、スキルアップできるかどうかだと思うんですけど、新卒で入社して最初の1~2年ってとても大事なんですってね。
この1~2年でどんなキャリアを積んだかでその後の仕事が大きく変わってくると言っても過言ではない気がします。
スキルアップしたいと思うなら最初はある程度規模の大きな病院に就職することをおすすめします。
転職でも同じです。規模の大きな病院だといろんな診療科を経験できますし、いろんなケアの方法を身に付けることができるので視野が広がりますよ。
専門性を極めるというよりは視野を広げるのに最適です。
様々な診療科を経験することで自分の適性が分かる
転職前に将来の目標やビジョンが一向に描けない方もいると思います。
でも、一つだけでなく複数の診療科で働くことで自分がどの科に向いているかが比較できると思います。
将来は「小児看護を極めたい」「介護施設で働きたい」など、将来の姿をイメージします。
「これを極めたい!」とはっきりした目標がある看護師さんは専門病院を選んだ方が良いですね。
転職先によって求められる資質は異なる
看護師の仕事は多岐にわたり、病院によっても求められるスキルが変わってきます。
例えば大学病院と総合病院で比較してみましょう。
大学病院が担っている業務は最新の医療技術の研究開発。珍しい症例で完治が見込めない患者さんを担当したり、研究のための勉強会に参加するケースが多くなっている一方、総合病院では研修医の人数が少なく、看護師が幅広い業務を担っています。
大学病院か総合病院かは「専門分野を極めるか」「幅広いスキルを身に付けるか」の2択です。
自分の適性を考えて選ぶと良いです。
病院によっても急性期・慢性期・回復期に分かれるので、求められるスキルも当然変わってきます。
いずれにしても希望の病院がどのような役割を担っているか考えて、チェックしておきましょう。