看護師としてしっかり毎日働いていたとしても、どんなに頑張っていても仕事している上で苦しいときはやってくるもの。
そしてそんなことが積み重なると、もうここでは働いていけない…なんて考えるでしょう。
もしくは、今働いているここでは自分はここではこれ以上成長できない、そんなスキルアップしたいという理由で転職を考える人もいるでしょう。
例えば地方の小さな病院で普段働いているが、もっと大きな病院でたくさんの人と共に、たくさんの患者の医療に携わって行きたい。
逆に、いま大きな大学病院で勤務しているけど、もっと地域に密着した患者との距離が密接な病院で働いて生きたい。
そんなことを考える看護師も少なくないはずです。
ところで、実際のところ今よりいい職場で働きたいという願望があっても、いつ転職活動に踏み切ればいいのか分からない、
そもそも初めから何をするべきなのかすら迷う看護師が多いのではないでしょうか。
このページでは12ヶ月間を比較し、転職活動を始めるべきタイミングと待った方がいいタイミングを説明した上で、
自分に合った職場を探す方法をお伝えしていきたいと思います。
目次
看護師にとって有利と不利な転職時期とは
意外に思うかもしれませんが、どの月に転職するかが看護師転職の成功率をとても影響しているんです。
大手人材サービス会社のリサーチ結果を基に、月別の看護師転職おすすめ度をまとめましたので、ぜひご覧ください！
| 月 | 中途採用の求人数 | 転職おすすめ度 |
| 1月 | 11.8% | × |
| 2月 | 16.3% | △ |
| 3月 | 31.4% | 〇 |
| 4月 | 31.1% | 〇 |
| 5月 | 12.9% | △ |
| 6月 | 14.7% | △ |
| 7月 | 13.0% | △ |
| 8月 | 11.7% | × |
| 9月 | 23.8% | 〇 |
| 10月 | 21.7% | 〇 |
| 11月 | 12.1% | △ |
| 12月 | 12.3% | △ |
〇：転職活動を始める最適な時期
△：転職サイトに登録し始めよう
×：この時は求人が少ないので、少し待ちましょう
転職活動を始めるなら3、4月と9月、10月がおすすめ
看護師の中途採用を行う病院が多くなる時期は、年間を通して2つのピークがあります。
- 3月～4月：年度の変わり目
- 9月～10月：期の変わり目
3月から4月という時期は、看護師だけじゃなくあらゆる業界で一番人が動く時期ですね。
学校を卒業した新人看護師もこの時期に一斉に入職するので、転職するなら新人看護師と一緒に研修を受けられるこのタイミングに合わせると良いでしょう。
また、3月～4月に集中的に採用費をかける病院などの医療機関がほとんどなので、新卒だけじゃなく中途で入職してくる看護師を受け入れやすい時期とも言えます。
そしてもう一つのピークである9月～10月は多く病院や企業にとってちょうど前期・後期の変わり目です。
病院はこのタイミングに経営戦略を見直し、後期の人員確保に向けた施策などから、募集人数を増やす動きが出てくる時期です。
また、看護師の「ボーナスを受け取ってから辞めたい」という心理から、夏や冬のボーナスの支給後も退職者が増え、新規求人の募集が比較的に多くなる時期です。
自分にあった職場の探し方
まず、次の職場を見つけるために、どんな方法があり得るのかをまとめて見ていきましょう。
- 別の病院で働いている看護師などの友達に相談する
- 親に相談する
- キャリアコンサルタントと相談する
まず友人や親に転職について相談してみて、もし解決策が見つからなかった場合には、看護師転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみましょう。
ここでは、自分にあった職場を探すポイントをお伝えします。
給料は本当にいくらあるかをしっかりと見るべき
給料は言うまでもなく求人情報を見る時に重要なポイントです。
転職理由の多くを占めるのがこの給料についてです。これは病院や施設など働く場所で大きく差が出てくるポイントでもあります。
看護師として求められるキャリア、それに能力が多い職場はより高い給与をもらいながら働くことができます。
つまり今よりもっとたくさんの給与をもらいながら働くためには、今よりもっと高いスキルを身につけることが大切になります。
医療現場で身に付く能力以外にも、海外の製品や薬を扱う際に求められる英語力を身につけておくことや、営業やパソコンスキルを身につけておくのも有益です。
そして単純にコミュニケーションスキルを身につけておけば、医療スタッフや患者さん、
そして同僚の看護師とのやり取りがよりスムーズになり、結果的に自分の能力向上にもつながるはずです。
看護師は売り手市場だからこそしっかり職場を見極める
看護師業界はいつも人手不足です。それは結婚や出産を機に離職する人が多いからです。
これを見るとまだまだ女性が多い業界なのだなと思ってしまいます。
ですから給与アップのためには、すぐに今働いている場所を離れるのではなく、できるだけ一か所にとどまって働き続けることが大切。
ですがやっぱりだらだらと一か所にとどまっておくのもいいとは言えませんから、この辺の見極めが大切です。
ここでしっかりとキャリアとスキルを自分のものにしながら昇給を狙うのか。
早めに別の職場に移ったほうが自分のためになるのか。
これがわからない人はとりあえず看護師転職サイトに登録してみて、そこでアドバイザーと相談してみるのも良いでしょう。
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