看護師さんが転職時に用意する必要書類とは?

書類
転職時は、以前の勤務先から転職先に籍を移す手続きを行います。その際、必要書類を提出しなければなりません。

必要書類とざっくり言われても、何を用意すればいいのか分かりませんよね。ぎりぎりに準備しても、以前働いてた病院で用意しなければならない、役所に行って手続きを行わなければならないなど、すぐ入手できない書類もあります。

今回は看護師さんの転職に焦点を当てて必要書類をご紹介します。転職先に提出する書類と、以前の勤務先から受け取る書類、それぞれご紹介します。

目次

転職時に用意する必要書類(応募書類)

書類

病院に応募する際の必要書類をご紹介します。選考が迫っている方は早めに用意しましょう。

履歴書

履歴書は、あなたの分身とも言えるくらい大切な書類です。面接は履歴書を基にして行われることが多いため、丹精を込めて書きあげましょう。

指定がなければ、コンビニや文具屋で購入した履歴書、インターネットでダウンロードし印刷した履歴書を使いましょう。自己PRや志望動機の項目は必ず入っていた方が良いです。

用紙を用意したら、黒のボールペンやペンで丁寧に記入しましょう。間違えたら修正ペンや二重線を使わず、新しい用紙に書き直すようにしてください。

転職では、履歴書で第一印象が決まると言っても過言ではありません。

(参考:『転職するなら知っておきたい看護師さんの履歴書マニュアル』)

看護師免許

嘘をつく方はいないと思いますが、本当に看護師かどうかを確認するために看護師免許のコピーまたは原本も提出する必要があります。

更新期限が迫っている方は早めに更新を行いましょう。更新には管轄の保健所にて行いますが、手続き開始から発行まで3か月程度かかります。

免許更新期間に更新を行っている場合は、その旨を病院に伝えましょう。更新申請書を提出して、更新終了後に看護師免許を提出すれば問題ありません。

職務経歴書

職務経歴書とは、あなたの職歴を分かりやすく説明したものです。職務経歴書を必要とする転職先はあまり多くありませんが、一部の病院では必要です。

いつ、どこで、どのような業務内容で仕事をしていたかを表す、あなたの年表と言っていいかもしれません。履歴書の職歴の項目を詳しく説明しているものと認識しておきましょう。

用紙はコンビニで販売されているもの、なければ履歴書の付録になっているもので構いません。

健康診断書

以前の病院で受けた健康診断の結果を提出します。しかし、応募書類として提出するものの中には、提出日から〇か月以内に発行された診断書と条件が付いている場合があります。

その場合は、過去のものを提出するのではなく改めて健康診断を受けましょう

夜勤や残業が多く、体力的にも厳しい業務を行う看護師さん。健康診断書を提出することは珍しくありません。

成績証明書

国立病院や大手病院など規模が大きく人気の病院で求められるのが成績証明書です。

卒業した看護学校や大学に問い合わせると入手できます。時間がかかり間に合わない場合は、事前に担当者に連絡して対応を聞きましょう。

退職した病院から受け取る書類

書類

続いて、退職した病院から受け取る書類をご紹介します。

雇用保険被保険者離職票

雇用保険被保険者離職票とは以前の職場の雇用保険から抜けたことを証明する書類です。

こちらの用紙に記入します。

雇用保険被保険者離職票

 

雇用保険被保険者離職票

雇用保険被保険者証明書

以前勤めていた雇用保険に加入していたことを証明する書類です。

この用紙に記入する必要はありません。

雇用保険被保険者証明書

健康保険被保険者資格喪失証明書

以前勤めていた職場の雇用保険の資格を喪失していることを証明する書類です。健康保険被保険者資格喪失証明書を受け取ることで、保険の二重加入を防ぐことができます。

健康保険被保険者資格喪失証明書

その他、

  • 年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 厚生年金基金加入員証

の種類を退職先から受け取ることができます。退職後も上記の書類を受け取っていない方は一度ハローワークやお住まいの地域の役所に尋ねてみましょう。

転職先で雇用保険の手続きを行う際に必要になることもあります。

まとめ

看護師

看護師さんが転職する際は、転職先に提出する書類と、退職した病院から受け取る書類を把握しておきましょう。

退職時に受け取る書類は、転職先に提出する書類にもなります。

転職では雇用保険、健康保険、年金保険など、複雑な手続きが行われます。転職者本人が手続きすることはほとんどありませんが、必要書類を用意するのはあなたです。

それぞれの書類の名前を把握しておけば、手続きもスムーズに進むでしょう。

また、以前の職場や卒業した学校に問い合わせる書類は早めに取得しておきましょう。

たかが書類提出です。しかし、必要書類をすぐに用意できる人とできない人では、その後の評価に影響が出ると言っても過言ではないのですよ。