看護師さんが転職する際、応募書類を郵送で送付することが多いです。
書類を送付する上で履歴書だけでなく添え状も重要なのをご存知でしょうか。
応募書類が採用担当者のもとへ届いたときに、最初に目を通すのが添え状。添え状がきちんとしていると担当者から好印象を持ってもらいやすいのです。
そして、添え状にはきちんとした書き方があります。これを知っているのといないのとでは、採用担当者が抱くあなたへの印象が大きく変わるかもしれません。
そこで今回は、採用担当者に好印象を抱かせる添え状の書き方をご紹介します。
目次
添え状の書く前に知っておきたい基本知識
添え状の本文を書き始める前に知っていただきたい基本知識があります。
添え状は手書きかパソコンで書き方が異なる
添え状は手書きかパソコンで記入しますが、どちらの方法で記入するかで書き方が大きく異なります。
手書きなら縦書きで記入します。記入する際は黒のボールペンで構いません。
パソコンなら縦横どちらでも構いません。パソコンで書く場合、フォントは明朝体を使用することをおすすめします。
添え状は手書きかパソコンで用紙が異なる
手書きなら白い縦書きの便箋、パソコンならA4用紙1枚にまとまるように作成しましょう。
添え状の見本
添え状を書く上で次の5つのポイントが重要です。
- 添え状はあて名は省略しない
- ご自身の氏名・住所・連絡先を明記
- 頭語「拝啓」結語「敬具」を明記
- 前文から始める
- 送付書類を明記
- 病院を「貴院」と明記
上記のポイントを踏まえて添え状の具体的な書き方をご紹介します。
今回は横書きで表示しますが、手書きの場合は縦書きで書きましょう。
医療法人○○ △△病院
人事課採用ご担当者様
〒111-1111
住所:東京都○〇
電話:○○-○-○
Mail:○○@○○
応募書類の送付について
拝啓 新緑の候、貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。このたび、××エージェントに掲載されておりました求人を拝見し、貴院の採用試験に応募させて頂きたく存じます。
つきましては、ご指定のありました応募書類を同封いたします。
敬具
記
【送付書類】
・履歴書 1部
・職務経歴書 1部
・看護師免許証の写し 1部
以上
添え状書き方のポイント
添え状の中身については特に決まりはありませんが、ある程度内容や型は決まっているため、漏れのないよう記入しましょう。
まず、冒頭は書類送付日あるいは提出日を記入します。この際、左詰めで記入することをお忘れなく。
あて名は個人名が分かっている場合は「人事担当 ○○様」と記入し、担当者名まで分からに場合は「人事担当採用ご担当者様」と記入しましょう。
あて名の次に、左詰めでご自身の住所と名前を記入します。
そして、本文に入る前に件名を記入します。「応募書類の送付について」「貴院求人の応募の件」などとし、真ん中に揃えて記入します。
本文の書き始めは、頭語「拝啓」を忘れないよう注意しましょう。本文末尾は結語「敬具」と記入するのが添え状のマナーです。
添え状本文のポイント
本文の内容に関しても特に決まりはなく、担当者には挨拶文と送付書類の中身が把握できれば問題ありません。
しかし、送付書類を記入する前に、簡単にご自身の自己アピールや志望動機に触れることもできます。
応募書類はあなたの分身です。できるだけ良い印象を抱いてもらうためには、+αで記入するのが効果的です。
いずれにしても、誤字脱字、不適切な言葉遣いを防ぐために見直しは欠かさず行いましょう。
添え状のせいで、せっかく時間をかけて書いた履歴書も台無しになってしまうかもしれません。
添え状や履歴書の書き方に不安を抱いているあなたへ
ここまで添え状の書き方をご紹介しました。
しかし、他のサイト見ると様々な書き方がありどれが正解か悩む方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、看護師専用の転職サイトです。
「転職サイトでどうやって添え状の書き方が分かるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
転職サイトに登録すると、転職コンサルタントのカウンセリングを無料で受けることができます。
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