転職先が遠くても通える?看護師さんの理想的な通勤時間

電車、通勤時間

転職の際、「給料は今より高いか?」「スキルアップできる転職先か?」などあらゆる観点から転職先をチェックすると思います。(参考:『看護師さんが面接で言っていい転職理由とダメな転職理由』)

お給料や教育制度、福利厚生などは確認する方が多いのですが、通勤時間を重視する方は意外と少ないのです。

やりがいを感じられる仕事で、且つ給料がアップするなら通勤時間をいとわない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

転職したての頃は良いのですが、長く勤めることを考えると毎日の通勤が負担になることも。更に残業の多い転職先であれば精神的にも身体的にもしんどくなり、通うので精一杯・・・なんて状況になりかねません。

今回は、看護師さんの理想的な通勤時間と限界についてご紹介します。現在検討している転職先が1時間半以上かかる方は要チェックです。

目次

看護師さんの理想的な通勤時間

時計、時間

今からご紹介するデータは不動産情報サービスの理想的な通勤時間、平均的な通勤時間、限界を感じる通勤時間です。

  • 理想・・・35分
  • 平均・・・58分
  • 限界・・・86分

通勤時間の理想は平均35分。現在の通勤時間が80分未満の方は「現在の通勤時間+30分」、現在の通勤時間が90分未満の方は「現在の通勤時間+20分」、現在の通勤時間が100分未満の方は「現在の通勤時間+10分」が限界であることが調査の結果判明しました。

現在の通勤時間が100分未満の方は既に限界がきていることがお分かりいただけると思います。

更に通勤時間が長ければ長いほどストレスが溜まりやすいことが明らかになっています。その理由は、車内では常にアドレナリンが放出されているため。アドレナリンの放出量が多ければ多いほどストレスを溜め込みやすいのです。

通勤時間が短いメリット・デメリット

メリット、デメリット

私は看護師ではありませんが、現在の通勤時間は20~30分です。しかし、以前は片道2時間、往復4時間かけて通勤していました。

長い通勤時間と短い通勤時間の両方を経験した私から言わせていただくと、どちらにもメリット・デメリットがあります。

通勤時間が短いメリット

通勤時間が短いメリットをご紹介します。

睡眠時間が増え仕事がはかどる

夜遅くまで起きていても、翌日が辛くありません。

遅くまで起きないにしても睡眠時間が増えることで睡眠の質が上がります。

例えば、これまで通勤に往復180分かけていた方が往復30分に変わったとします。150分睡眠時間が増えると、3時間弱多く睡眠時間が取れることになります。

就寝時間を1時間早くし、起床時間を1時間遅くしたとしても余裕が生まれます。

「寝不足で仕事に集中できなかった」と悩んでいた方も、「睡眠時間が増えたことで作業効率が上がった」など睡眠時間が増えることで様々なメリットが生まれます。

通勤ストレスが軽減される

通勤時のストレスは「通勤時間 × 混雑状況」で増減すると考えます。

通勤時間が減るだけで、通勤ストレスが大幅に削減されます。

満員電車であったとしても長時間乗車する必要がありませんし、本数をずらすこともできるので満員電車に乗る必要もなくなるでしょう。

始業時間が10時の方は9時過ぎの電車に乗れば、車内は比較的空いているでしょう。

通勤ストレスが軽減されるだけで、仕事へのモチベーションが上がるはずです。

緊急時に一時帰宅できる

通勤時間が短いと、緊急事態が発生した際も一時帰宅できます

例えば、大事な打ち合わせの日にTシャツ・短パンで来てしまった方も問題ありません。

打ち合わせに間に合えば着替えに帰ることができます。

片道2時間かけて出勤している方は、心苦しい思いをしながら誰かのスーツを剝ぎ取るか、洋服の青○にダッシュするしかありません。

通勤時間が長いデメリット

通勤時間が長いデメリットをご紹介します。

すぐに退勤しにくい

通勤時間が長いと「早く退社していいよ」と上司から言われることもあります。しかし、通勤時間が短いと残業が当たり前と見なされることも

更に通勤時間が短いと遅刻の言い訳ができません

自宅から病院までが遠い方は電車やバスなどあらゆる交通機関を駆使するため、遅延などの理由で遅刻が考えられます。

しかし、徒歩圏内で暮らしている方は、寝坊または余程の事故に巻き込まれない限り遅刻することがありません。

読書時間が短くなる

通勤時間が長い方は読書や勉強ができません。

朝の時間に何かをインプットするのは人生において非常に大切なこと。ストレスの溜まりやすい通勤時間を読書に充てる方が多いのです。

通勤時間が長ければ長いほど読書に充てられる時間が増え、得られる知識量も増えます。

更に読書を6分間行うだけでストレスの68%が軽減されるとのデータも発表されています。

日頃から読書習慣がついていない方は、通勤時間が短いと読書に充てる時間も短くなることが多いのです。

まとめ

朝食、時間、通勤、出勤、栄養

通勤時間が短いことで得られるメリットもあればデメリットも生じます。

通勤時間が短いことで、睡眠の質が上がり仕事にも良い影響を及ぼすでしょう。

反対に通勤時間が長いことで、読書や資格勉強に充てられる時間が増えご自身のスキルも上がるかもしれません。

転職先を選ぶ際、距離を最優先させるのはよくありません。しかし、通勤時間が鬼のようにかかるがその病院で働きたい場合、勤務先近隣への引っ越しや賃貸契約も考慮してみることをおすすめします。

時間はお金と同じくらい大切です。自分の時間を作るための投資だと思えば、引っ越し資金や家賃も安いものだと思います。