あなたは、転職して間もなく「すぐに辞めたい・・・」と考えていませんか？過酷な労働環境に悩んでいないでしょうか？
高齢社会に突入した日本では医療患者数が年々増加しています。患者さんが増える一方、多くの医療機関で看護師さんが求められています。増える患者さんを対応する医療機関。このような環境からお分かりいただけるように、看護師さんは転職先に困ることはありません。
しかし、転職には多大な労力を伴いますよね。「転職は1回で済ませたい」と考える看護師さんが多いと思います。幸か不幸か、転職先が多いことから転職をしやすい環境です。その分、転職後すぐ辞めたいとい考える看護師さんも多いのです・・・
そんな看護師さんもこの記事を読めば大丈夫。今回は、転職先をすぐに辞める際の注意点をご紹介します。
目次
転職先をすぐ辞める看護師さんの3つのデメリット
まずは、転職先をすぐに辞める3つのデメリットをご紹介します。
① 今後の転職で不利になる
最大のデメリットは、今後の転職で不利になることです。看護師に限らず、勤続年数の短い方はあらゆる状況で不利に働きます。例えば、住宅ローンの審査や教育ローンなど、お金に関することは勤続年数が長い方が有利です。（そのため転職前に申し込み、審査通過後転職する方もいます。）
ただし、試用期間中に辞めた場合は履歴書の職歴に記載する必要がありません。試用期間は転職先によって異なりますが、1か月、3か月、長くても半年でしょう。ちなみに、退職のタイミングは希望を出してから14日以内に退職できることが法律で決まっています。
② 転職・辞め癖がついてしまう
人手が足りない医療機関が多く、看護師さんは厳しい労働環境を迫られることが多いです。そのため、「残業が少ない病院が良い」「日勤シフトで正看護師として働ける病院が良い」「人間関係が良好な職場が良い」「給料の良い転職先がいい」など、全ての条件を満たす病院は滅多にありません。
不満があればすぐに辞めることはできます。しかし、本当にそれでいいのでしょうか？
「希望の条件を一つでも満たさなかったらすぐ辞める」を繰り返していると、いつまでも長く勤められる職場は見つかりません。
③ 看護観がぶれてしまう
あなたが「患者さんとじっくり向き合う看護」を大切にしていたとします。しかし、じっくり向き合えても「給料が低い・・・」「夜勤が多い・・・」など不満を抱きすぐ辞めたとします。
すぐ辞めるのを繰り返していると、あなたが本当に大切にしたい「患者さんとじっくり向き合う看護観」がぶれてしまいます。働く上で大事にしている軸をしっかりと持っていれば、それ以外のことが多少辛くても頑張れるはずです。
もう一度、あなたが大事にしたい看護観と向き合ってみてはいかがでしょうか？
看護師さんがすぐ辞めたいと思ったときの対処法
看護師さんがすぐに辞めたいと思ったとき、シンプルな対処法が2つあります。非常にシンプルですが、我慢することとすぐ辞めることの2つです。
① 我慢する
我慢すると言っても、現状維持とは異なります。まずは同じ職場の上司や先輩に相談してみましょう。相談する際に、「診療科を異動することはできないか」「職務を変更できないか」など具体的な解決策を提示すると、上司もスムーズに対応できるはずです。
退職理由にもよりますが、今の職場はあなたが自分で選んだ場所です。最後まで責任を持って、できるだけ長く勤められる努力をしてみましょう。
② すぐ辞める
「退職理由が人間関係で、同じ職場の誰にも相談できない・・・」どうしても転職したい場合は退職届を出す前に転職先を探しましょう。早期転職するデメリットは先ほどお伝えしましたが、まず先に受け入れてくれる転職先を探します。次の転職先が決まり次第、現在の職場に退職届を提出しましょう。
すぐ辞めたいと考える看護師さんにおすすめの転職サイト
「今の職場をすぐに辞めたい！でもすぐに転職先が見つかるのか不安・・・」な方は、看護師専用の転職サイトを利用しましょう。転職サイトを利用するメリットは、求人情報が入手できるだけではありません。
これまで何人もの看護師さんの転職をサポートしてきた、転職コンサルタントの支援を受けることができます。つまり、転職後すぐに辞めてしまった看護師さんのサポートにも慣れているのです。
転職コンサルタントから的確なアドバイスを得られるでしょう。時には、「今の職場を辞めるべきでない」と言われるかもしれません。しかし、それは全てあなたを思ってのアドバイスです。
転職サイトを利用した人は全員転職しなければならないわけではありません。そのため、転職しようか悩んでいる段階の方も、一度転職サイトへ登録してみることをおすすめします。おすすめの転職サイト一覧はこちらをご覧ください。⇒『看護師転職サイトランキング』